トラクト 08 -- キリストとは誰ですか？
政党や宗教は、その主義や教義、そして創立者の伝記を、色彩や刺激的なプロパガンダで提示しようと試み、書籍やインターネットを通して流しています。
マリヤの子は、このプロパガンダの傍らに、優しく立っています。彼は、彼を知りたいと切望する者に対しては誰でも、自分自身を紹介します。 “キリスト”の肩書は、新約聖書にて569回現れます。マリヤの子自身が、アイデンティティーを次のように言っています。“わたしの上に主の御霊がおられる。主が、貧しい人々に福音を伝えるようにと、わたしに油をそそがれたのだから。主はわたしを遣わされた。捕らわれ人には赦免を、盲人には目の開かれることを告げるために。しいたげられている人々を自由にし、主の恵みの年を告げ知らせるために。”（ルカの福音書 4:18-19）
油を注がれた者であるキリストは、その出生の700年前に預言者イザヤに対して明らかにされた上記の預言について正々堂々と話す事によって、彼の秘密を明らかにしました。(イザヤ書 61:1,2)
マリヤの子は主の御霊から生まれました。それに加えて、神は満ち満ちた神の聖霊をキリストの上に送りました。だから、キリストは神と完全に調和して働く事ができ、神の意思を果たす事ができました。キリストはいつも、罪がなく、純粋に、そして聖く生きていました。
キリストは、自分を“主の御霊の油注ぎを受けた者”と証ししました。旧約聖書では、王、大祭司、そして預言者は、彼らの職務を果たす為の神の力と英知が備わっている象徴として、聖なる油により油注ぎを受けていました。旧約聖書における、聖なる油を備えるというこの印は、キリストにおいて明らかにされた事の前触れに過ぎませんでした。彼は、とこしえの王（ダニエル書 7:13-14）、とこしえの祭司(詩編 110:4)、約束された預言者（申命記 18:15）、罪人へのとりなし手（イザヤ書 53）、そして人間の姿をした神のみことば（イザヤ書 61:1-2）として、預言された彼の義務全てを成就する為に聖霊の油注ぎを受けました。 “キリスト”という肩書は、マリヤの子の名前ではありません。そうではなくて、彼の奉仕、神により計画され任命された事を説明しているのです。
どんな理由によりキリストは送られてきましたか？
創造主はキリストを送りました。そして貧しき者達に説教をし、彼らに贖いの良い知らせを提供する為に、彼に聖霊の力を与えました。それにより、彼らが神の御怒りから救い出され、裁きの日に赦されるようにしました。
偉大で、裕福で、賢くて、学者または著名人のような人を、神は好みませんでした。そうではなくて、小さき者、不成功者、罪人、弱き者、貧しき者、そして助けを必要とする者に最初に愛と思いやりを向けました。全能なるお方は、惨めな者や見放された者がキリストから聖霊を受ける事を通じて、希望、霊的な力、そして永遠のいのちを受ける為に、そのお方の油注ぎを受けたキリストを、彼らの所へ送りました。
キリストは彼のメッセージを“福音”、即ち胸躍らせる良い知らせ、と呼びました。それは、彼らに天国での住まいを与え、彼を信じる全ての人を神の家族へと加えるメッセージです。福音は、この世の憎しみを克服します。キリストの言葉は、嘘、策略、騙しを跳ね除け、そして不道徳と姦淫を克服します。神の御霊は、福音を聞き受け入れ、そして彼のメッセージに留まる者に宿ります。福音はあなたへの神の贈り物です！キリストからのこの比類のない申し出を受け入れない者は、貧しく、希望がなく、生ける神との交わりからほど遠い状態のままにあります。
キリストは、心配と罪によって打ちひしがれた者の所へと神から送られて来た、と宣言しました。キリストは、サタンの権威下において、罪に縛られている者達を救い出します。彼は霊的に死んだ罪人達を起こし、彼らに純潔と公正な命を与えます。キリストは虚しい事を教えず、自分が言った事に従い生きました。彼の奇跡を福音やコーランで読んだ者は誰でも、マリヤの子が、神の愛の力により油注ぎを受けた本物のキリストであると、認識できます。彼は墓で死んでいません、生きています。彼は、彼の霊的な力は彼らの内に実現されると、従う者達を励ましました。
あなたは聖霊の油注ぎを受けましたか？
キリストは自己中心的ではありませんでした。彼は、聖霊の油注ぎと彼の神聖なる力を、彼自身の為に保ちませんでした。彼は、心の中に神の平安を求める気落ちした者に対して、聖霊を提供しました。それにより、彼らも恵みの霊の油注ぎを受け、そして神の愛に満たされたかもしれません。自分に問うて下さい。“私は罪に縛られた汚れた人のままでいるべきだろうか？もしくは、聖くされキリストに赦され、そして彼の聖霊による油注ぎを受けると私は願うだろうか？”彼は次のように言いました。
“わたしのところに来る者を、わたしは決して捨てません。”（ヨハネの福音書 6:37）
“信じる者は永遠のいのちを持ちます。” (ヨハネの福音書 6:35,47; 8:12; 10:27-28; 11:25-26) そして、
“わたしを信じる者のうちに、わたしはいる。”
親愛なる読者の皆様へ
もしあなたがこれらの神聖なる約束の深さを認識したら、あなたの心を、油注ぎを受けたキリストに開いて下さい。そうすれば、彼はあなたに対しても聖霊による油注ぎをするでしょう。
キリストはこの神聖なる油注ぎの秘密を宣言しました。即ち、主の恵みの年と共に到来する事です。イスラム法におけるモーセの箇所では、50年後に全ての奴隷は自由になり、そして彼らの以前の所有物も彼らに返されなければならない、と書いてあります。（レビ記 25:10）
これは、偉大な霊的救いのサインです。キリストは、道徳と逸脱からの罪の奴隷を、彼らの事を待っている神の元へ立ち返らせる為に、救いたいのです。キリストは、私達の罪への代理の贖いの結果、そのような救いの権利と権能があります。かつて、神はモーセを通じて律法を与えました。しかし恵みとまことはイエス・キリストを通じてやってきました（ヨハネの福音書 1:17）。キリストが世界の罪を贖った後に、全ての者が、いかなる障害や妨害もなしに、神に立ち返る事ができるようになりました。キリストに立ち返るいかなる者も、神の御国の継承の誓約として、彼の聖霊の油注ぎを受けます。彼らは、裁きの日に、神を永遠の裁き主として見ません。神は、彼らを待ち、そして満足と喜びと共に彼らを受け入れる、慈愛溢れる御父として現れます。
私はどのようにしてキリストを知ったのでしょうか
私は罪の囚人として、そして快楽の奴隷として生きていました。私は、私の欲望を満足させてくれ、私に慰めと喜びを与えてくれ、そして私の心を愛で満たしてくれる何かをいつも求めていましたが、無駄に終わっていました。 私は楽しい一時を経験しました。しかしそのような楽しい一時はすぐに消え去り、そして虚無感が戻って来ました。私は、困難から救ってくれる救い主、イエス・キリストについて聞くまでは、このような生活を続けました。私は彼について調べ始め、そして私の友人が、マリヤの子が人類の為に行った働きについて話してくれました。彼は、どのようにイエスが私の人生の歩みを変える事ができるかについて話してくれました。
キリストは、私の為に永遠のいのちをくれる為に死にました。それにより、私は永遠の喜びと幸せの人生を送れるのかもしれません。しかし幸せを受け取る為に、私は心を彼に差し出さねばならないという事を知っていました。それにより彼は私の心を愛と喜びで満たす事ができます。それから私は、マリヤの子であるキリストに私の中に入ってきて、私の人生を取ってくれる事を、祈り求める事を決めました。彼は実際に入ってきて、私の中で救いの働きを始めました。今、私は永遠の喜びと幸せと共に生きています。私は、迫害があるにも関わらず、恐れや心配を感じません。なぜならば、彼が私の事を気にかけて下さり、私の必要を満たして下さるからです。私は、親愛なる読者の皆様がこのステップを踏んで、キリストがあなた方の心の中にも入ってくるようキリストにお願いするよう、お招きします。それにより、あなたが困難の真っ只中にあっても、永遠の喜びと平安の人生を謳歌する事ができるでしょう。
祈り
もっとも恵み溢れ慈愛溢れる神様、あなたは悔い改める者全ての霊的な御父です。あなたが、油注ぎを受けたキリストを、私達の不道徳な世界へと送って下さった事を感謝します。私達は皆罪人だから、キリストに近づくに、または、あなたの純粋な御霊を受けるに値しない者達です。しかし、あなたは霊的に貧しき者を祝福して下さいます。あなたはキリストの贖いを受け入れて下さいました。だからこそ、私はあなたを礼拝し、そしてあなたに、あなたの聖霊で私にも油注ぎをして下さる事をお願いします。それにより、私はキリストのように、謙遜に、純粋に、永遠に、慈愛溢れ、聖く、そして愛に満ち満ちる者へと変えられるでしょう。アーメン。
あなたはもっとキリストについて知りたいですか？
私達は、リクエストに応じて、キリストの福音を黙想と祈りの教材と共に、あなたに無料で送る用意があります。私達はただ、この福音を読み祈る事にあなたが全力を捧げる事を、お願いします。それにより、あなたは神の永遠の平安を受け取る事ができるでしょう。
キリストの良い知らせをあなたの友人達にも伝えましょう
もしあなたがキリストを通して新しい人生を経験し、そして彼の霊的な油注ぎを受けたなら、この小冊子をあなたの友人達に渡して下さい。私達は、もしあなたが未信者の間で配ると決めたならもっと多くのコピーを送る事、そして、これらを受け取る人達の為に祈る事への用意ができています。私達はあなたのお便りをお待ちしています。小冊子をお届けする為に、あなたのご住所を記載する事をお忘れなきよう宜しくお願いします。
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