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１０．キリストはあなたを、自己中心から解き放ち、まわりを助ける人としたいと思われています
主とその偉大な力にあって、強くありましょう！主イエスにならって、主の愛に導かれながら、他の人に仕えましょう。自己満足するのでも、自分の家族だけを気にかけるのでもありません。あなたの周りの人々に目をとめ、気にかけてください。きっとあなたの助けを必要としています。主の喜びの中で彼らに仕えましょう。信仰にあって熟練した人は、私たちの大いなる師をこれ以上にないお手本にして、相手に仕えています。キリストはこう言いました。
仕えられるためではなく、かえって仕えるためであり、
また、多くの人のための、贖いの代価として、
自分のいのちを与えるためである
マタイの福音書 20:28
知っていますか?キリストは、どんな形で人々に仕えても、その報酬を求めることは決してありませんでした。昼も夜も人々に仕え、罪人をあがない自分を犠牲にしました。価値のない人々に仕え続けるこの姿は、キリストに従う者の目標となりました。イエスに倣い、助けを待つのではなく、言葉、行為、祈りによって他の人のために自分自身を捧げます。キリストの愛に導かれて。
イエスはこうおっしゃいました。
いっさいの権威が与えられています。
それゆえ、あなたがたは行って、あらゆる国の人々を弟子としなさい。
そして、父、子、聖霊の御名によって
バプテスマを授け、
また、わたしがあなたがたに命じておいたすべてのことを守るように、
彼らを教えなさい。
見よ。わたしは、世の終わりまで、いつも、あなたがたとともにいます。
マタイの福音書 28:18-20
聖霊は、キリストに従う人々がこの神聖な戒めを達成できるように導いてくれます。まだ救われていない人たちに救いの良き知らせを伝えることができるとは何と光栄なことでしょう。喜びと感謝にあふれた心は黙っていることなどできず、主が自分のためにしてくださったことについて語り、証します。当時の宗教法廷でキリストの弟子たちが、静まるように、イエスの名において布教と教育をするのをやめるようにと命じられた時、使徒の先輩であるペテロは、次のように告白しました。
話さないわけにはいけません。
使徒の働き 4:20
あなたの友人や親戚が神の怒りによって罰せられていると知っていて、やすやす眠っていられるでしょうか？もしかしたら、彼らはまだ道徳からの逸脱や罪のせいで霊的に死んでいるかもしれません。キリストの救いの良い知らせを彼らに伝えてみませんか。あなたの心の中の神の光と、キリストの力強い愛があなたを動かし、救い主イエス・キリストについて証しすることを願います。そうすれば彼らも救われ、これ以上道に迷ったままでいなくて良いのです 。 モロッコのカサブランカに住むイスラム教徒の高校生はキリストを愛し、その救いを信じるようになりました。その生徒はイエスの人柄にとても感銘を受け、その力に熱心になり、新約聖書を35冊購入してクラスの生徒一人一人に配りました。聖霊は私たちを導き、多くの人々を賢明な証し人へと導いてくださいます。
イエスは弟子たちに次のように約束されました。
あなたがたは力を受けます。
そして、．．．わたしの証人となります。
使徒の働き 1:8
おそらく、皆が皆、福音を聞く準備ができているわけではないと気づくでしょう。十字架につけられた救い主を拒絶し、イエスの十字架を憎む人も多くいるでしょう。彼らは自分たちが何をしているのか分かりません。その場合、神の救いを彼らのもとへ導く方法は2つしかありません。それは、キリストを拒否する人々のために絶えず祈り続けるか、黙って彼らに仕えることです。世界で最も人口が多い国である中国では、長い間、神の言葉を広めることが公式に禁じられていました。しかし、中国の信者たちは、沈黙の証しと忍耐強い奉仕によって、多くの無神論者をキリストに導きました。無神論者たちは並外れた力を感じ、キリスト教徒たちの中に神の愛が働いているのを見ました。このことは、キリストの証しは言葉だけでなされるのではなく、キリストの御霊が聖なる生活を通しても語られることを教えてくれます。
カイロの医学生が書いてくれた手紙に、「私は女性なので、家では新しい信仰について話すことができません。私の家族は先祖たちの宗教と伝統を厳格に守っています。私の弱さの中に聖霊の愛がどのように働いているかを家族が感じられるように、私が謙虚さを保ち、家庭で不平を言わず、聖なる生活を送ることができるように祈ってください。」とありました。主イエスが弟子たちに言われたのはまさにこのことです。
．．．あなたがたの光を人々の前で輝かせ、
人々があなたがたの良い行いを見て、
天におられるあなたがたの父をあがめるようにしなさい。
マタイの福音書 5:14-16
キリストの御霊があなたに美しく神聖な実を与えようとしているのをご存知ですか？使徒パウロはガラテヤ人への手紙でこう言いました。
愛、喜び、平安、
寛容、親切、善意、
誠実、柔和、自制です。
創世記 5:22-23
この黄金の詩の表現一つ一つについて思考を深め、それぞれがあなたの人生の中で現実となるよう神に祈りましょう。これら御霊の実すべてを受け取れるよう機会をつかみましょう。そうすれば、生涯を通じて喜びと平安をもって生きられるでしょう。